泉 鏡花

玉川の草

新字旧仮名 約2,561字・読了目安5分

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――これは、そゞろな秋のおもひでである。青葉の雨を聞きながら―― 露を其のまゝの女郎花、浅葱の優しい嫁菜の花、藤袴、また我亦紅、はよく伸び、よく茂り、慌てた蛙は、蒲の穂と間違へさうに、(我こそ)と咲いて居る。――添へて刈萱の濡れたのは、蓑に…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-01-28
最終更新2014-09-17
底本 「花の名随筆10 十月の花」作品社
入力門田裕志
校正林幸雄

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