久生 十蘭

無月物語

新字新仮名 約20,341字・読了目安41分

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一 後白河法皇の院政中、京の加茂の川原でめずらしい死罪が行われた。 大宝律には、笞、杖、徒、流、死と、五刑が規定されているが、聖武天皇以来、代々の天皇はみな熱心な仏教の帰依者で、仏法尊信のあまり、刑をすこしでも軽くしてやることをこのうえもな…

作品情報

初出「オール讀物」1950(昭和25)年10月号
分類NDC 913
公開日2011-07-07
最終更新2014-09-16
底本 「久生十蘭短篇選」岩波文庫、岩波書店
入力平川哲生
校正門田裕志

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