田中 貢太郎

文妖伝

新字新仮名 約6,000字・読了目安12分

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乳色をしたグローブから漏れる朧夜の月の光を盛ったような電燈の光、その柔かな光に輪廓のはっきりした姝な小さな顔をだした女給のお葉は、客の前の白い銚子を執って、にっと笑いながらぽっちり残っている盃に注いだ。 「どうだね」 客は五十前後の顔の赧黒…

作品情報

分類NDC 913
公開日2012-05-27
最終更新2014-09-16
底本 「日本怪談大全 第一巻 女怪の館」国書刊行会
入力川山隆
校正門田裕志

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