堀 辰雄

辛夷の花

新字旧仮名 約3,271字・読了目安7分

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「春の奈良へいつて、馬酔木の花ざかりを見ようとおもつて、途中、木曾路をまはつてきたら、おもひがけず吹雪に遭ひました。……」 僕は木曾の宿屋で貰つた絵はがきにそんなことを書きながら、汽車の窓から猛烈に雪のふつてゐる木曾の谷々へたえず目をやつて…

作品情報

分類NDC 914
公開日2011-02-17
最終更新2014-09-21
底本 「花の名随筆3 三月の花」作品社
入力岡村和彦
校正noriko saito

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