吉川 英治

宮本武蔵

05 風の巻

新字新仮名 約302,966字・読了目安606分

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枯野見 一 丹波街道の長坂口は、指さして彼方に望むことができる。並木越しに、白い電光かのように眼を射るのは、その丹波境の標高で、また、京都の西北の郊外を囲っている山々の襞をなしている残雪だった。 「火を放けろ」 と誰かいう。 春先なのだ。ま…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-02-22
最終更新2014-09-16
底本 「宮本武蔵(五)」吉川英治歴史時代文庫18、講談社 / 「宮本武蔵(三)」吉川英治歴史時代文庫16、講談社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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