吉川 英治

私本太平記

06 八荒帖

新字新仮名 約116,642字・読了目安233分

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柳営日譜 十月。晩秋の好晴。 北条高時は江ノ島の弁財天へ参籠して、船で浜御所へもどる海上の途にあった。 「なに。わしを清盛のようだとか?」 あの特有なかなつぼ眼で、高時は船中の船酒盛りの近習らを、ねめ廻し、 「ばかを申せ。すれや元々、北条家…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-01-14
最終更新2014-09-16
底本 「私本太平記(四)」吉川英治歴史時代文庫、講談社
入力門田裕志
校正トレンドイースト

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