吉川 英治

旗岡巡査

新字新仮名 約27,218字・読了目安54分

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雲雀も啼かぬ日 一 河が吼えるように河の底から、船頭の大きな声が、 「――船止めだとようっ」 「六刻かぎりで、川筋も陸も往来止めだぞうっ」 船から船へ、呶鳴り交わしてから触れ合っていた。 下総の松戸の宿場。 雪はやっと、降りやんではいたが―…

作品情報

初出「週刊朝日 初夏特別号」1937(昭和12)年
分類NDC 913
公開日2013-03-24
最終更新2014-09-16
底本 「柳生月影抄 名作短編集(二)」吉川英治歴史時代文庫、講談社
入力門田裕志
校正川山隆

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