牧野 信一

花束一つ

新字旧仮名 約425字・読了目安1分

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彼は、不断に巨大な都市の建設に余念がない。あの都は何んな細道を覗いても花飾美と瑰奇美と新鮮美に溢れてゐる。あの市長は一個の煉瓦に至るまで恭々しく自らの手で焼き、一つ一つ自分で積みあげて、塔を建て、ビルヂングを建てゝゐる目醒しい努力家だ。たゞ…

作品情報

初出「新進傑作小説全集月報 第四号」平凡社、1929(昭和4)年7月15日
分類NDC 914
公開日2011-08-24
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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