牧野 信一

「学生警鐘」と風

新字旧仮名 約6,127字・読了目安12分

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氷嚢の下 旅まくら 熱になやみて風を聴く とり落した手鏡の 破片にうつる いくつものわが顔 湖はひかりて ふるさとは遠い * 夜をこめて吹き荒んだ風が、次の日もまたその次の日も絶え間もなく鳴りつづけてゐるといふ――そのやうな風に私はこの町で…

作品情報

初出「新潮 第三十巻第七号(七月号)」新潮社、1933(昭和8)年7月1日
分類NDC 914
公開日2011-09-22
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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