牧野 信一

海路

新字旧仮名 約4,596字・読了目安9分

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「登志さん、果物でも持つて行つたらどうなの、雑誌ばかり読んでゐないで……」 ナイフや皿の用意をととのへながら、母は登志子を促した。 「キクに言つてよ。あの集りの中へ這入つて行くのは、あたし何だか気まりがわるいのよ、あたしが行くと皆が変に黙つ…

作品情報

初出「令女界 第十四巻第六号」宝文館、1935(昭和10)年6月1日
分類NDC 913
公開日2010-12-04
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第六巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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