牧野 信一

ピエル・フオン訪問記

新字旧仮名 約3,468字・読了目安7分

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一 R村のピエル・フオンの城主を夏の間に訪問する約束だつたが、貧しい生活にのみ囚はれてゐる私は、決してそれだけの余暇を見出す事が出来ずにゐる間に、世は晩秋の薄ら寂しい候であつた。私の尊敬する先輩の藤屋八郎氏は、欧洲中世紀文学の最も隠れたる研…

作品情報

初出「時事新報」時事新報社、1930(昭和5)年12月18、19、21日
分類NDC 913
公開日2010-02-03
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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