牧野 信一

晩春日記

新字旧仮名 約1,902字・読了目安4分

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(四月――日) また、眼を醒すと夕方だ。とゞけてある弁当籠を開いてウヰスキーを二三杯飲むと、はつきり眼が醒る。鰯には手が出ない。セロリを噛む。 手紙を書くので明方までかゝつてしまつた、春の晩、灯の下で手紙を書く――これは、いくつになつても余…

作品情報

初出「随筆 第二巻第五号(五月号)」人文会出版部、1927(昭和2)年5月1日
分類NDC 915
公開日2011-08-24
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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