牧野 信一

蚊

新字旧仮名 約4,140字・読了目安8分

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若しも貴方が妾に裏切るやうな事があれば、妾は屹度貴方を殺さずには置きませんよ、と常に云つてゐた女が、いざとなつたら他愛もなく此方を棄てゝ行つた。此方こそかうして未練がましくも折に触れては女の事を思ひ出して居るが向うでは……妾は自分の将来を考…

作品情報

初出「十三人 第二巻第九号(九月号)」十三人社、1920(大正9)年9月1日
分類NDC 913
公開日2011-05-25
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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