牧野 信一

雛菊と雲雀と少年の話

新字旧仮名 約929字・読了目安2分

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ある庭の片隅に一本の雛菊が咲いて居りました。花壇の中には立派やかな牡丹や美しい百合などが、誇り気に咲いて居りましたが、雛菊はさういふ花を見ても、少しも羨しいとは思はず、幸福な日を送つて居りました。 丁度、雛菊の頭の上では雲雀が楽しさうな歌を…

作品情報

初出「少年 第二〇六号(漫画号 十月号)」時事新報社、1920(大正9)年9月8日
分類NDC K913
公開日2011-05-28
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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