牧野 信一

池のまはり

新字旧仮名 約7,412字・読了目安15分

この作品を読む Amazonで探す

「ね、お祖母さん――」 半分あまつたれるやうな口調で彼は、もぐ/\云はせながら祖母の炬燵の中へ割込むで行つた。 「厭だよ。お前なんかに入られると寒くつて仕様がありやしない。」 祖母はさう云ひながら、それでも彼の膝のまはりの被着の隙を行儀よく…

作品情報

初出「白磁 創刊号」白磁社、1922(大正11)年4月1日
分類NDC 913
公開日2011-05-22
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

牧野 信一の他の作品

牧野 信一の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。