牧野 信一

美智子と歯痛

新字旧仮名 約3,193字・読了目安6分

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美智子は、朝から齲歯が痛んで、とう/\朝御飯も喰べませんでした。眼に触れるものが悉く疳癪にさわりました。焦れツたくて/\堪りませんでした。家ぢうを大声あげて、出来るだけの速さで駆け回つても、まだ飽き足りないやうな気がします。鐘をグワン/\と…

作品情報

初出「少女 第一二四号(菜の花の巻 四月号)」時事新報社、1923(大正12)年3月8日
分類NDC K913
公開日2011-06-12
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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