牧野 信一

一九三〇年型

新字旧仮名 約151字・読了目安1分

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いつもカキ色のシヤツを着て牧場から町へ、フオード自動車を操って乳を運んでゐる村の牛乳屋の娘を僕は知つてゐる。天気の好い休日には娘の操る車に、村のあらゆる階級の若者、主に娘達が乗り込んで、屹度何処かへ遊びに行く。健康と明快と原始性と――娘の車…

作品情報

初出「若草 第六巻第一号(新年特別号)」宝文館、1930(昭和5)年1月1日
分類NDC 914
公開日2011-08-21
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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