牧野 信一

悪筆

新字旧仮名 約9,752字・読了目安20分

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縁側の敷居には硝子戸がはまつてゐる。 あたり前の家と同じく勿論これは昼間だけの要で、夜になれば外側に雨戸が引かれるのだと私は、はじめ思つてゐたのだつたが、それが、これ一枚で雨戸兼帯だつた。――夜になると、この内側には幕を降ろさなければならな…

作品情報

初出「新潮 第二十三巻第一号」新潮社、1926(大正15)年1月1日
分類NDC 913
公開日2010-03-26
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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