牧野 信一

四郎と口笛

新字旧仮名 約3,130字・読了目安6分

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一 四郎は、つい此の間から、何時といふことなしに口笛が吹けるようになつた。どうしてそれが吹けるようになつたか? 自分にも気がつかなかつた。 「またお前は口笛を吹いてゐる。勉強しながら口笛なんて吹くものぢやありません。」と、四郎は母から叱られ…

作品情報

初出「少年 第二四一号(九月号)」時事新報社、1923(大正12)年8月8日
分類NDC K913
公開日2011-06-24
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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