小川 未明

月とあざらし

新字新仮名 約5,879字・読了目安12分

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北方の海は、銀色に凍っていました。長い冬の間、太陽はめったにそこへは顔を見せなかったのです。なぜなら、太陽は、陰気なところは、好かなかったからでありました。そして、海は、ちょうど死んだ魚の目のように、どんよりと曇って、毎日、毎日、雪が降って…

作品情報

初出「愛の泉 8号」1925(大正14)年4月
分類NDC K913
公開日2017-12-06
最終更新2017-11-24
底本 「定本小川未明童話全集 4」講談社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正館野浩美

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