不思議な鳥
新字新仮名 約8,805字・読了目安18分
一 車屋夫婦のものは淋しい、火の消えたような町に住んでいる。町は半ば朽ちて灰色であった。 町には古い火の見櫓が立っていた。櫓の尖には鉄葉製の旗があった。その旗は常に東南の方向に靡いていた。北西の風が絶えず吹くからである。また湯屋があった、黒…
作品情報
| 初出 | 「趣味」1910(明治43)年2月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2020-12-20 |
| 最終更新 | 2020-11-27 |
| 底本 | 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 坂本真一 |
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