小川 未明

森の暗き夜

新字新仮名 約9,202字・読了目安18分

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一 女はひとり室の中に坐って、仕事をしていた。赤い爛れた眼のようなランプが、切れそうな細い針金に吊下っている。家の周囲には森林がある。夜は、次第にこの一つ家を襲って来た。 森には、黒い鳥が棲んでいる。よく枯れた木の枝などに止まっているのを見…

作品情報

初出「新潮」1910(明治43)年8月号
分類NDC 913
公開日2021-04-07
最終更新2021-03-27
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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