小川 未明

夜の喜び

新字新仮名 約1,935字・読了目安4分

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私は、夜を讃美し、夜を怖れる。 青い、菜の葉に塩をふりかけて、凋れて行く時の色合のような、黙って、息を止めているような、匂いはないけれど、もしこれを求めたら、腥い匂い、それも生々しい血汐の流れている時分の臭いでなく、微かに、ずっと前に、古く…

作品情報

初出「早稲田文學」1911(明治44)年9月号
分類NDC 914
公開日2016-08-26
最終更新2016-06-10
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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