室生 犀星

童子

新字新仮名 約32,822字・読了目安66分

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一 母親に脚気があるので母乳はいっさい飲まさぬことにした。脂肪の多い妻は生ぬるい白い乳をしぼっては、張ってくると肩が凝ってならないと言って、陶物にしぼり込んでは棄てていた。少しくらいなら飲ませてもよいと云う樋口さんの説ではあったが、私はそれ…

作品情報

初出「中央公論」1922(大正11)年10月号
分類NDC 913
公開日2013-10-29
最終更新2014-09-16
底本 「文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正岡村和彦

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