中谷 宇吉郎

流言蜚語

新字新仮名 約2,129字・読了目安4分

この作品を読む Amazonで探す

八月二十四日の真夜中、当分杜絶になるという最後の連絡船に乗って本州へ渡った。 船は樺太からの引揚民で一杯であった。人々は折り重って冷い甲板上にねていた。それからそれにも増して混んでいる東北線で一昼夜揉み潰されて、やっと東京へ着いた。 東京は…

作品情報

初出「読売報知」1945(昭和20)年10月8日
分類NDC 914
公開日2013-02-24
最終更新2014-09-16
底本 「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正川山隆

中谷 宇吉郎の他の作品

中谷 宇吉郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。