萩原 朔太郎

早春

旧字旧仮名 約116字・読了目安1分

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なたねなの花は川邊にさけど 遠望の雪 午後の日に消えやらず 寂しく麥の芽をふみて 高き煉瓦の下を行く ひとり路上に坐りつつ 怒りに燃え この故郷をのがれいでむと 土に小石を投げあつる 監獄署裏の林より 鶫ひねもす鳴き鳴けり (滯郷哀語篇より…

作品情報

分類NDC 911
公開日2011-08-07
最終更新2018-12-18
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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