萩原 朔太郎

記憶

旧字旧仮名 約184字・読了目安1分

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記憶をたとへてみれば 記憶は雪のふるやうなもので しづかに生活の過去につもるうれしさ。 記憶は見知らぬ波止場をあるいて にぎやかな夜霧の海に ぽうぽうと鳴る汽笛をきいた。 記憶はほの白む汽車の窓に わびしい東雲をながめるやうで 過ぎさる生活…

作品情報

分類NDC 911
公開日2011-08-31
最終更新2018-12-18
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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