田中 貢太郎

雑木林の中

新字新仮名 約4,659字・読了目安9分

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明治十七八年比のことであった。改進党の壮士藤原登は芝の愛宕下の下宿から早稲田の奥に住んでいる党の領袖の処へ金の無心に往っていた。まだその比の早稲田は、雑木林があり、草原があり、竹藪があり、水田があり、畑地があって、人煙の蕭条とした郊外であっ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2012-06-06
最終更新2014-09-16
底本 「日本怪談大全 第一巻 女怪の館」国書刊行会
入力川山隆
校正門田裕志

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