堀 辰雄

炉辺

新字旧仮名 約1,853字・読了目安4分

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一 数年まへの春、木曾へ旅したときのこと。落ちつく先は、奈良井にしようか、藪原にしようか、とちよつと気迷つたのち、――まづ、鳥居峠を越えて、藪原までいつてみた。いい旅籠でもあつたら、とおもひながら、お六櫛などをひさいでゐる老舗などのある、古…

作品情報

分類NDC 914
公開日2012-12-07
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆73 火」作品社
入力川山隆
校正染川隆俊

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