広海 大治

サガレンの浮浪者

新字新仮名 約2,626字・読了目安5分

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ただようてくる温ったかい三平汁の香 堪え兼ねて牧草の束に顔を埋める しのびよる背筋の冷さ 浅い眠りの夢は破れる ああ! 一杯の飯を食いたい 赤い毛布を巻きつけた むくんだ足 寒気は骨の中まで突き通す 伸び放題の鼻ひげに 呼吸は霜をたくわえ …

作品情報

初出「詩人」1936(昭和11)年4月号
分類NDC 911
公開日2015-12-11
最終更新2015-09-01
底本 「日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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