壁
新字旧仮名 約371字・読了目安1分
扉や窓を濡し 支柱や車輪を濡し 出ていつた音よ 仄かな調和のどこにも 響はすでに帰らない 色彩はなく 無表情の翳がうかび しづかな匂ひがひろがり 脱落するシヤツのあとには あやまちのごとく風が立つた 柱廊はひきつり 手すりはくづれ 静止した…
作品情報
| 初出 | 「る・ばる 廿二輯」1940(昭和15)年4月30日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 911 |
| 公開日 | 2018-08-09 |
| 最終更新 | 2018-09-24 |
| 底本 | 「増補 森川義信詩集」国文社 |
| 入力 | 坂本真一 |
| 校正 | フクポー |
森川 義信の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。