末吉 安持

哀音

新字旧仮名 約856字・読了目安2分

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――汽車の窓にて 夏の日の午さがり、 我が汽車は物憂げに 黒き煙を息吹きつゝ、 炎天の東海道を西へ馳す。 世ゆゑ、はたわれからの 黒熱に膿み爛れ、 灰汗の[#「灰汗の」はママ]洪水の胸底の 政の庁を失ひし 病人なれば、天地の 眺望ことごと灰…

作品情報

分類NDC 911
公開日2018-02-26
最終更新2018-01-27
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」国書刊行会
入力坂本真一
校正フクポー

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