野村 胡堂

銭形平次捕物控

045 御落胤殺し

旧字旧仮名 約17,515字・読了目安35分

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一 「親分、――ちよいと、八五郎親分」 ガラツ八は脊筋を擽ぐられるやうな心持で振り返りました。菊日和の狸穴から、榎坂へ拔けようと言ふところを、後ろから斯う艶めかしく呼止められたのです。 「何處だ」 グルリと一と廻り、視線で描いた大きい弧がツ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1935(昭和10)年11月号
分類NDC 913
公開日2015-07-05
最終更新2015-06-09
底本 「錢形平次捕物全集第六卷 兵庫の眼玉」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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