正宗 白鳥

仮面

旧字旧仮名 約11,497字・読了目安23分

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一 五月も末になつてゐるのに、火鉢の欲しいほどの時候外れの寒さで、雨さへ終日降りつゞいた。 午過ぎから夜具を被つて横になつて、心を落着けようと努めてゐた馬越は、默してぢつとしてゐればゐるほど、頭の中の狂暴に堪へられなくなつた。其處等にある家…

作品情報

初出「文章世界 第十一巻第七号」1916(大正5)年7月1日
分類NDC 913
公開日2014-08-27
最終更新2014-09-16
底本 「正宗白鳥全集第六卷」福武書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正山村信一郎

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