吉川 英治

梅ちらほら

新字新仮名 約2,859字・読了目安6分

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× どこでもいい。それこそ裏町のごみごみした露路越しでも、アパートの窓の干物のそばでも、村でも、野でも、或は、ビルデングの歩廊の壺に挿してあるのでも。 春さき、梅の花を、チラホラ見かける頃ほど、平和と、日本の土の香を、感じるときはない。 私…

作品情報

分類NDC 914
公開日2013-07-06
最終更新2014-09-16
底本 「吉川英治全集・47 草思堂随筆」講談社
入力川山隆
校正門田裕志

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