吉川 英治

舌のすさび

新字新仮名 約3,552字・読了目安7分

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あれはもう何年前か。とにかく晩春だった。陛下をかこんでおはなしする会が皇居内の花陰亭でもよおされた。文化人四、五名お招きうけてである。――その雑談中のことであったが 『陛下。陛下はマル干シを召上がったことがおありですか』と獅子文六がきいた。…

作品情報

初出「あまから」1960(昭和35)年5月号
分類NDC 914
公開日2013-06-16
最終更新2014-09-16
底本 「吉川英治全集・47 草思堂随筆」講談社
入力川山隆
校正門田裕志

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