富永 太郎

画家の午後

新字旧仮名 約109字・読了目安1分

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雪解けの午後は淋し 砂利を噛む荷車の 轍の音遠くきこえ 疲れ心地にふくみたる パイプの煙をのゝく 室ぬちは冬の日うすれ 描きさしのセント・セバスチアンは 低くためいきす。 電燈のとぼるを待ちつ われは今 わが心の洞を眺む。

作品情報

分類NDC 911
公開日2014-03-26
最終更新2014-09-16
底本 「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
入力村松洋一
校正川山隆

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