富永 太郎

無題

新字旧仮名 約365字・読了目安1分

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幾日幾夜の 熱病の後なる 濠端のあさあけを讃ふ。 琥珀の雲 溶けて蒼空に流れ、 覚めやらで水を眺むる柳の一列あり。 もやひたるボートの 赤き三角旗は 密閉せる閨房の扉をあけはなち、 暁の冷気をよろこび甜むる男の舌なり。 朝なれば風は起ちて …

作品情報

分類NDC 911
公開日2014-04-28
最終更新2014-09-16
底本 「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
入力村松洋一
校正川山隆

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