野村 胡堂

銭形平次捕物控

307 掏られた遺書

旧字旧仮名 約14,716字・読了目安29分

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一 八五郎の取柄は、誰とでも、すぐ友達になれることでした。長んがい顎と、とぼけた話し振りと、そして桁の外れた己惚れが、どんな相手にも、警戒させずに近づけるのです。 その代り、時には飛んでもない者と、すつかり眤懇になつてゐることがあります。巾…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1953(昭和28)年12月号
分類NDC 913
公開日2017-01-13
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第三十三卷 花吹雪」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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