平林 初之輔

五階の窓

02 合作の二

新字新仮名 約15,108字・読了目安30分

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6 その晩の九時半ごろのことである。 ちょうどその日、宿直の番に当たった会計の野田幸吉は、宵の口の騒ぎもほぼ静まり、ほうぼうからうるさく問い合わせてくる電話の応接もたいてい済んだので、肘掛け椅子をガス・ストーブの傍へ曳きずっていって、疲れた…

作品情報

初出「新青年」博文館、1926(大正15)年6月
分類NDC 913
公開日2019-05-07
最終更新2019-04-26
底本 「五階の窓」春陽文庫、春陽堂書店
入力雪森
校正富田晶子

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