吉川 英治

濞かみ浪人

新字新仮名 約21,124字・読了目安42分

この作品を読む Amazonで探す

親の垢 几帳面な藩邸の中に、たった一人、ひどく目障りな男が、この頃、御用部屋にまごまごしている。 彼は、俗にいう、ずんぐりむッくりな体格で、年は廿六、七歳だった。若いくせにいつも襟元がうす汚い。袴の紐もよく締まって居ないと見えて、後下がりに…

作品情報

初出「サンデー毎日 新春特別号」毎日新聞社、1938(昭和13)年1月
分類NDC 913
公開日2013-11-26
最終更新2025-06-24
底本 「吉川英治全集・43 新・水滸傳(二)」講談社
入力川山隆
校正門田裕志

吉川 英治の他の作品

吉川 英治の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。