中谷 宇吉郎

永久凍土地帯

新字新仮名 約11,332字・読了目安23分

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黒河への旅 外は零下三十度近い寒さである。 黒河へ向う私たちの汽車は、孫呉の駅を出て既に数時間走っている。 車窓に見える限りの雪原は、いつまで行っても平坦で、何の起伏もない。家もなければ立木もなく、薄鼠のただ一色に見える雪の原は、ところどこ…

作品情報

初出黒河への旅「文藝春秋 第二十三巻第二号」1945(昭和20)年2月1日<br>陸の大洋「文藝春秋 第二十三巻第二号」1945(昭和20)年2月1日<br>草原の王者「財界 第十巻第四号」1945(昭和20)年10月1日
公開日2022-08-21
最終更新2022-07-27
底本 「中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正najuful

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