中谷 宇吉郎

金鱗湖

新字新仮名 約967字・読了目安2分

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別府の裏側、由布山系の峠を越したところに、由布院という盆地がある。 ここは温泉もあり、最近だいぶ発展したが、以前はひどい山奥であった。もう四十年以上も昔の話であるが、中学時代に、ここを訪ねたときは、草鞋がけで、歩いて行ったものである。朝暗い…

作品情報

初出「夕刊 読売新聞」読売新聞社、1960(昭和35)年4月9日
分類NDC 914
公開日2017-06-10
最終更新2017-04-03
底本 「中谷宇吉郎集 第八巻」岩波書店
入力kompass
校正岡村和彦

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