江戸川 乱歩

二癈人

新字新仮名 約11,874字・読了目安24分

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二人は湯から上って、一局囲んだ後を煙草にして、渋い煎茶を啜りながら、何時の様にボツリボツリと世間話を取交していた。穏かな冬の日光が障子一杯に拡って、八畳の座敷をほかほかと暖めていた。大きな桐の火鉢には銀瓶が眠気を誘う様な音を立てて沸っていた…

作品情報

初出「新青年」博文館、1924(大正13)年6月
分類NDC 913
公開日2017-10-07
最終更新2017-09-24
底本 「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
入力門田裕志
校正江村秀之

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