泉 鏡花 、泉 鏡太郎

続銀鼎

新字旧仮名 約22,903字・読了目安46分

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一 不思議なる光景である。 白河はやがて、鳴きしきる蛙の声、――其の蛙の声もさあと響く――とゝもに、さあと鳴る、流の音に分るゝ如く、汽車は恰も雨の大川をあとにして、又一息、暗い陸奥へ沈む。……真夜中に、色沢のわるい、頬の痩せた詩人が一人、目…

作品情報

初出「国本 第一巻第八号」国本社、1921(大正10)年8月1日
分類NDC 913
公開日2016-09-07
最終更新2016-09-02
底本 「新編 泉鏡花集 第十巻」岩波書店
入力日根敏晶
校正門田裕志

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