江戸川 乱歩

踊る一寸法師

新字新仮名 約8,658字・読了目安17分

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「オイ、緑さん、何をぼんやりしてるんだな。ここへ来て、お前も一杯御相伴にあずかんねえ」 肉襦袢の上に、紫繻子に金糸でふち取りをした猿股をはいた男が、鏡を抜いた酒樽の前に立ちはだかって、妙に優しい声で云った。 その調子が、何となく意味あり気だ…

作品情報

初出「新青年」博文館、1926(大正15)年1月
分類NDC 913
公開日2017-04-29
最終更新2017-04-18
底本 「江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣」光文社文庫、光文社
入力金城学院大学 電子書籍制作
校正門田裕志

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