山本 周五郎

薊

新字新仮名 約16,365字・読了目安33分

この作品を読む Amazonで探す

加川銕太郎は机に向って坐り、ぼんやりと庭のほうを眺めていた。部屋の片方では弟の佐久馬が、本箱を前にして書物の整理をしていた。 「またですか」と云う妻の声がした、「またいつものことを考えていらっしゃるのね」 銕太郎は黙っていた。 彼は両の肱で…

作品情報

初出「小説新潮」新潮社、1959(昭和34)年1月
分類NDC 913
公開日2021-04-21
最終更新2021-03-27
底本 「山本周五郎全集第二十八巻 ちいさこべ・落葉の隣り」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

山本 周五郎の他の作品

山本 周五郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。