山本 周五郎

鵜

新字新仮名 約19,336字・読了目安39分

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一 布施半三郎はその淵をみつけるのに二十日あまりかかった。 加能川には釣り場が多い、雇い仲間の段平は「三十八カ所ある」と云った。半三郎はひととおり見て廻ったが、自分の求めている条件に合うのは、その淵だけであった。――そこは七十尺ばかりの断崖…

作品情報

初出「講談倶楽部」博文館、1954(昭和29)年8月号
公開日2022-08-29
最終更新2022-07-27
底本 「山本周五郎全集第二十五巻 三十ふり袖・みずぐるま」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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