山本 周五郎

若き日の摂津守

新字新仮名 約23,742字・読了目安47分

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一 摂津守光辰の伝記には二つの説がある。その一は藩の正史で、これには「生れつき英明果断にして俊敏」とか、「御一代の治績は藩祖泰樹院さまに劣らず」などと記してある。藩主の伝記などはたいてい類型的なものだから、こういう文句は珍しくもなし興味も感…

作品情報

初出「小説新潮」新潮社、1958(昭和33)年5月
分類NDC 913
公開日2021-02-04
最終更新2021-01-27
底本 「山本周五郎全集第二十八巻 ちいさこべ・落葉の隣り」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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