山本 周五郎

ひとごろし

新字新仮名 約23,106字・読了目安46分

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一 双子六兵衛は臆病者といわれていた。これこれだからという事実はない。誰一人として、彼が臆病者だったという事実を知っている者はないが、いつとはなしに、それが家中一般の定評となり、彼自身までが自分は臆病者だと信じこむようになった。――少年のこ…

作品情報

初出「別冊文藝春秋」1964(昭和39)年10月
分類NDC 913
公開日2020-02-14
最終更新2020-01-24
底本 「山本周五郎全集第十六巻 さぶ・おごそかな渇き」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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